AI解剖教室 · Part 0 ChatGPT、きみは誰?

第2章 一語ずつ書いていくAI

Q. ChatGPTの答えは、なぜタイピングするように少しずつ出てくるのでしょう?

  1. 質問を送ると、答えがひとかけらずつ出てきますよね。演出ではなく、本当にひとかけらずつ作っているからです。
  2. 機械の中はこうです。質問とここまで書いた答え、つまり文章全体がモデルに入ると、次のかけらが1つ出てきます。
  3. 出たかけらは文章の最後につながり、長くなった文章がまたモデルに入ります。自分の書いたものを読み直して続けるこの方式を、自己回帰といいます。
  4. では、いつ止まるのでしょう?「もうおわり」を意味する特別なかけらが選ばれると止まります。これを終了トークンといいます。
  5. 答えが9かけらなら、モデルを9回動かしたということ。100かけらなら100回です。だから答えが長いほど時間がかかります。
  6. そして、一度つなげたかけらは消しません。前でまちがえたら、直す言葉も後ろに続けて書くしかありません。
  7. 同じ質問でも毎回少しずつ答えがちがうのは、かけらを確率にしたがって選ぶからです。第81章でくわしく扱います。

この章のまとめ