AI解剖教室 · Part 0 ChatGPT、きみは誰?
第4章 ルールで vs データで
Q. 迷惑メッセージをはじくプログラムは、どうすれば作れるでしょう?
- 迷惑メッセージ(スパム)をはじくプログラムを作るとします。いちばん簡単なのは、ルールを自分で書くことです。
- 「無料」が入っていたらスパム!うまくいきそうですよね。でも送る側が「無.料」と書けば、そのまま通ってしまいます。
- 逆に学校の「無料補習の案内」は止められます。直しても直しても、きりがありません。
- そこでやり方を逆にしました。ルールの代わりに「これはスパム、これは正常」と例をたくさん見せると、コンピューターがルールを自分で見つけます。
- 学習を終えたモデルには、単語ごとに点数ができます。当選やクーポンはスパム側、補習や学校は正常側。人が決めたわけではない点数です。
- これで初めて見るメッセージも、点数を足して判断できます。「無.料」とごまかしても、いっしょに使われたクーポンと当選で見つかります。
- ルールは人が書き、学習ではデータが教えます。ChatGPTも文法のルールを一つずつ習ったのではなく、膨大な文章を見て身につけました。
この章のまとめ
- ルール方式:人が「もし〜なら」というルールを直接書く。例外がきりなく出てくる。
- 学習方式:正解つきの例を与えると、コンピューターがルール(点数)を見つける。
- ChatGPTも膨大な文章から自分で身につけた。