AI解剖教室 · Part 1 AIの言葉は数字
第10章 行列:ベクトルの束
Q. たくさんのベクトルを、まとめていっぺんに扱う方法はあるでしょうか?
- 友だち3人の好みベクトルを、上下に積み重ねてみましょう。すると数字の表が1つできます。
- このように数字を縦と横に並べた表を、行列といいます。成績表と同じ形ですね。
- 横の並びを行、縦の並びを列といいます。友だち3人、味2つなので3行2列。「3×2行列」とよびます。
- 1つの行は友だち1人のベクトル、1つの列は1つの味へのみんなの点数。同じ表を2つの方向から読めます。
- 文も行列になります。「私は 今日 学校に」のかけらごとにベクトルがあるので、積み重ねれば3行の行列です。
- GPTの中の計算は、ほとんどが行列です。GPT-3なら「かけらの数 × 12,288」の大きさの行列が、層ごとに通っていきます。
- 行列は、たくさんのベクトルをまとめて入れる器です。次の章では、行列のかけ算が何をするのかを見ます。
この章のまとめ
- 行列:数字を縦横に並べた表。ベクトルを積み重ねたもの。
- 横の並び = 行、縦の並び = 列。大きさは「行 × 列」。
- 文 = 「かけらの数 × ベクトルの長さ」の行列。GPTの計算はほとんどが行列。