AI解剖教室 · Part 2 機械はどうやって学ぶのか
第17章 曲げてこそ:活性化関数
Q. ラーメンはほどよい辛さがいちばん。ニューロンもそれに気づけるでしょうか?
- 値段が同じ店13軒を、辛さと待ちで点にしました。丸は友だちが選んだ当たり、バツははずれの店です。
- 第16章のニューロンは、直線1本で平面を分けます。でも直線をどう動かしても回しても、最低2軒は必ずまちがえます。
- ニューロンはかけて足すだけなので、境界はいつも直線です。いくつつないでも、直線と直線を足せばまた直線です。
- そこでニューロンの出力を1回折り曲げます。ReLUはマイナスなら0、プラスならそのまま出します。このしかけを活性化関数といいます。
- 折れた線を使えばV字の境界が作れます。当たりとはずれがきれいに分かれました。作り方は第18章で見ます。
- GPTは、ReLUをなめらかにしたGELUを使います。0の近くが丸く、マイナス側はほんの少し下がってから0にもどります。
- 活性化関数がなければ、いくら積み重ねても直線1本と同じ。折り曲げられるからこそ、複雑な形を学べます。
この章のまとめ
- ニューロン1つ(かけて足す)の境界はいつも直線。直線 + 直線 = 直線。
- 活性化関数 = 出力を折り曲げるしかけ。ReLU:マイナスなら0、プラスならそのまま。
- GPTはReLUをなめらかにしたGELUを使う。折り曲げてこそ複雑な形を学べる。