AI解剖教室 · Part 2 機械はどうやって学ぶのか
第18章 層を重ねると
Q. ニューロン1つでは解けない問題。ニューロンをいくつか集めれば解けるでしょうか?
- 第17章のV字の境界は、どうやって作るのでしょう?ニューロン1つでは直線しかかけないので、いくつか集めて層を作ります。
- 1つ目の層にニューロンを2つ置きます。「辛さ − 3」と「3 − 辛さ」を計算し、どちらもReLUでマイナスを0に折り曲げます。
- 2つの値を足すと「3段階からどれだけ離れているか」になります。1段階と5段階は同じ2、2段階と4段階は同じ1です。
- 平面で見ると、紙を3段階の線で半分に折ったのと同じです。左側の点が右側に重なります。
- 折った紙の上では、V字がまっすぐにのびます。あとは次の層のニューロン1つが、直線1本できれいに分けます。
- 層をもっと重ねれば、何度でも折れます。2回折ればW字、何回も折れば、とても複雑な境界も作れます。
- こうして層を重ねたネットワークを、多層パーセプトロン(MLP)といいます。GPT-3は層ごとに、こういうニューロンを49,152個使います。
この章のまとめ
- ニューロンを横に並べる = 層。層をいくつもつなげると多層パーセプトロン(MLP)。
- ReLUニューロン2つで空間を「折る」ことができる。折るとV字が直線になる。
- 層が深いほど、何度も折って、より複雑な境界を作れる。