AI解剖教室 · Part 7 GPTに勉強させる:事前学習
第63章 教科書はインターネット
Q. ChatGPTは、いったいどんな本で勉強したのでしょう?
- ChatGPTの教科書はインターネットです。ニュース、百科事典、ブログ、本、コードまで、人が書いた文章をものすごい量集めます。
- でも、集めた文章をそのまま使ってはいけません。同じ文章が何度もコピーされ、広告や壊れた文、悪い言葉もまざっています。
- そこで文章の工場を通します。1つめは重複の削除。同じ、またはほぼ同じ文章は1つだけ残して消します。
- 2つめは品質フィルター。広告、意味のない文字の羅列、同じ言葉のくり返しなど、学べることがない文章を取り除きます。
- 3つめは有害コンテンツのフィルター。悪口、危ない内容、電話番号のような個人情報が入った文章を外します。
- 説明用の例では、100集めたら25しか残りません。実際の割合はデータによってちがいます。
- GPT-3は、こうして選んだ文章で約3,000億トークンを勉強しました。第4章で見たとおり、よいデータがよいモデルをつくります。
この章のまとめ
- ChatGPTの教科書 = インターネットの膨大な文章(ニュース、百科事典、本、コード…)。
- そのままは使わず、重複の削除 → 品質フィルター → 有害コンテンツのフィルターを通す。
- 取り除くと量は減るけれど、よいデータがよいモデルをつくる。