AI解剖教室 · Part 11 卒業プロジェクト
第92章 ミニGPTを設計する
Q. ChatGPTをうんと小さくしたら、自分の手で作れるでしょうか?
- いよいよ卒業プロジェクトです。これまで学んだ部品で本物の小さなGPTを作り、自分のスマホで訓練します。
- 手順は4段階。データを選び、トークナイザーを作り、訓練して、最後に文章を書かせます。
- 設計図はGPT-3と同じです(第5章)。ただしブロックは96層ではなく1層、トークンのベクトルは12,288マスではなく32マスです。
- ヘッドも1つ、一度に読むのは24トークン。トークンの種類は345。ことわざに出てくる文字に、改行と空白を足した数です。
- つまみ(パラメータ)を数えると、GPT-3は1,750億個、ミニGPTは24,793個。約700万分の1です。
- それでも、やることは同じ。文章を読んで、次のかけらの確率を出します。前もって訓練したミニGPTの本当の答えです。
- ことわざを読ませればことわざを、わらべうたなら歌詞を、教科書の文なら説明文を書きます。モデルは読んだ文章に似てきます。
- データは約3KB、トークン約1,100個。GPT-3が読んだ3,000億トークンにくらべればちりのようですが、十分です。選んでみましょう!
この章のまとめ
- ミニGPTもGPT-3と同じ設計図。層、ベクトル、ヘッドの数だけが小さい。
- つまみは24,793個。GPT-3の約700万分の1。
- モデルは読んだ文章に似てくる。だからデータ選びが最初の一歩。